生姜のヴァナキュラー建築

 

6月から8月に収穫される新ショウガ。爽やかな辛味でそのまま食べてもおいしい。でも私たちがスーパーでよく見かける生姜は、秋に収穫して貯蔵庫へと運ばれ、それから一年かけて出荷されるひね生姜。貯蔵することによって辛味も香りも増し、あのずっしりと黄色い生姜が出来上がるのです。

さて、その収穫した生姜の貯蔵には適切な温度と湿度の環境がなによりも大切です。温度はだいたい13~15℃で、暑すぎても涼しすぎてもいけません。それから湿度は80~90%以上が必要不可欠です。

そんな生姜の貯蔵にぴったりの場所があります。それは天然の貯蔵庫、洞窟です。昔の人はもちろん、今でも横穴式の洞窟を掘って、そこを生姜の住まいにしている生産者さんがいらっしゃいます。洞窟は年間を通して生姜にとって快適な温度と湿度を自然に作り出してくれますから、生姜にはまさに理想のヴァナキュラー建築なのです。

残念ながら洞窟が掘れない地域の生産者の方には、ピーエスの除湿型放射冷暖房PS HR-Cとピーエスの加湿器の組み合わせによる室内気候デザインを提案いたします。PS HR-Cは、都心の空間でも自然の洞窟のような室内気候を実現します。暑い夏の日に洞窟の中に入ると、風はないのにひんやりとした空気を感じます。寒い冬の日には、地中に溜まった熱のおかげでほんのりとした暖かさを感じます。PS HR-Cの作る室内気候は、まさにそのような自然な涼しさと暖かさ。穏やかに生姜にやさしい気候が生まれます。そして加湿器は、PS HR-Cととっても相性が良いのです。PS HR-Cは風を起こしませんから、加湿器の霧が飛んでしまうことなく、均等に潤いの空間を作ります。

さて、みなさんの食卓の生姜は、どんな気候の家で過ごしたのでしょうか。自然の状態、自然に近い状態で貯蔵することは、自然から生まれた食べ物にとってなによりも必要な条件ではないでしょうか。

PS dialogue 2014.5

 

生姜は夏に食べても冬に食べても元気がでますね!(K)

 

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除湿型放射冷暖房PS HR-C
ピーエスの加湿器


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