東京/冬/価値

東京の冬って、どんなイメージ?
うーん、あんまりイメージと言うイメージがないと言うか、あんまり寒くなくて、過ごしやすいなぁというくらいかしら。なんて、答える東京人が多いのではないでしょうか。なんて、勿体無い。
東京の冬は、価値のある冬です。なぜなら、寒さをたのしむことが出来る冬だからです。東京の冬は、確かに寒いけれど、明るい光に満ちたやわらかい冬。これって実はとても貴重なこと。
ヨーロッパの人によって、冬は長くて重くて憂鬱なもの。時には命の危険が付きまとう。だから、家の中には冬ははいってこられないようになっているし、家にこもるしかないから冬のバカンスは常夏の島へ行きたい、というような価値観が生まれてくるわけです。寒さなんておちおち楽しんでなんかられないよ、というところでしょう。ヨーロッパの冬の素晴らしさは、家の中で培われたもの。

 

 

 

 

ところがどっこい、東京の冬は違います。家の中にこもらなくても、多少準備さえすれば、澄み切った明るい空の下、めいっぱい冬を味わうことが出来るのです。これは一つの観光資源とも考えられます。

そして、ピーエスの室内気候デザインは、こんな東京の冬をさらに豊かにし、価値をさらに高めるのです。空間をあたたかく整えながら、そとの新鮮な空気をたっぷりと取り込む。自然と繋がることで
可能になる快適は、東京の冬ならではのもの。せっかくの素晴らしい気候を部屋から追い出してしまうのは、宝石をゴミ箱に捨てているのと同じです。
ピーエスの室内気候デザイン空間では、東京の冬のすばらしい個性がもっと良く理解できるようになるでしょう。もちろん、東京の文化的魅力は比類ないもの。でも、気候的な魅力はもっともっと探究すべきではないでしょうか。

PS dialogue 2015.1 2016.11再録

 

 

 

 

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