湿度のぜいたく

 

ぜいたくな湿度。この言葉からあなたはなにを想像するでしょう。
乾燥した冬だから、そりゃあやっぱり加湿器を五台も六台も置いて、部屋の中に雨が降るくらい湿度をたっぷり。こんなことをかんがえた人いますか。
あるいは。
人間に快適な湿度は決まっているよ。40%~60%の間を保っているのがぜいたくな湿度だよ。とかんがえた人もいるかもしれませんね。

とはいえ、これは全て「量」で考えた湿度の話。
ぜいたくっていうのはやっぱり「質」の話ではないですか。
例えば、洋服でいったって、ぜいたくな洋服って、着られれば、防寒になればなんでもいいや、というものではないはずです。

では、ぜいたくな湿度とはどのようなものでしょう。

例えば、同じ湿度60%でも、加湿器が閉めっきりの部屋の中につくりだした湿度と、軽井沢の初夏の朝、ランニングに出掛けた湖畔でほほにしっとり触れた湿度、あるいは、久しぶりに降った雨の上がった後きらきらと日が差してきた公園で深呼吸した空気に感じた湿度、うるおった空気といっても、どれも全く違うもの。数値は同じでも、質は全く異なります。どれをあなたは贅沢だと思うでしょうか。

湿度の環境には、まだまだ数字では測りきれないことばかり。

あなたのぜいたくな湿度を、ピーエスはあなたの空間に描きます。

PS dialogue 2015.2

 

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