カーリングホールのクリマデザイン

 

ピーエスは、温水暖房ラジエータPSHRヒータのメーカー。この道45年以上の温度の専門企業です。

K町のカーリングホールの話題です。
ここは春・夏・秋・冬と、通年開館しています。
リンクの周りに観客席が配置されており、観客席にはPSHRヒータが採用されました。観客席のベンチの足元に、ずらーっと、長く、PSHRヒータがおさめられています。PSHRヒータからは放射と自然対流によって熱が伝えられます。自然対流は、ゆっくりゆっくり、天井付近まで上がってゆきます。PSHRヒータは24時間連続運転が基本です。


K
町のカーリングホールの氷管理をしているアイスマンにお会いすることができました。

このカーリングホールは、氷に霜が降りないために様々な空気の流れや湿度の動きについての配慮がされているそうです。
そこにPSHRヒータが一役買っているとのこと。PSHRヒータは、冬だけでなく、通年運転されています。通常、氷のリンクには霜が降りて整備が大変であるのですが、PSHRヒータを運転すると、自然対流の力の作用で、霜が降りずにとてもメンテナンスが楽だというのです。
その方はPSHRヒータの送水温度と、氷の状態の関係を観察しておられ、どの温度だとより良い状態にできるのか日々探求していらっしゃるそうです。

観客席のための暖房ということで導入されたPSHRヒータが、実はリンクのコンディションに重要な役割を果たしていることは、驚きでした。
お客様は、私たちよりも、はるかに探求心が強く、使い方をご存じで、また実践しておられるということを感じました。

 

PS dialogue 2015.12


 

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