子どもと暮らしはじめたら

 

小さな君と暮らしはじめたら

小さなことが気になるようになった
触れるもの、食べるもの、感じるもの
日差しの強さや金魚鉢の位置
僅かな段差や机の角
野菜の鮮度や布の柔らかさ

そこまでこだわるの?
と少し大きくなった君に
鬱陶しがられるかもしれない

それでも 大人になっていく君に

朝焼けの色
新鮮な朝の空気
雨の匂い
木漏れ日
満天の星空

豊かな自然の温もりを伝えたい

そしていつの日か
君が君の子どもと暮らしはじめたら
ああ、あの家は
愛でできていたのだと
ふと感じてくれるような
そんな優しさを創りたい

 

PS dialogue 2017.3

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