美術館と加湿器

 

秋晴れの美しい日、東京のある美術館を訪問してきました。
この美術館では、15年前から
ピーエスの気化式加湿器PHをお使いいただいております。
PHは持ち運びができるため、美術館などレイアウト変更への対応を求められるところで活躍する加湿器です。

美術品を鑑賞しながら、
それぞれのフロアに設置されたPHの状態を確認していきました。
PHは、学芸員の方により毎日丁寧に磨かれており、
15年前に納品したとは思えないほど見た目の状態もいいものでした。
まるで美術品のように愛され美術館の一部となっている姿を見て、
とても嬉しくなりました。

日本には日本独特の芸術文化を生んだ、はるなつあきふゆの季節があります。

学芸員の方は、日々の環境の変化や季節の移り変わりを察知し、
加湿器を使い始めや片付けるタイミングを見極めているようでした。

展示室全体に湿度が行き渡るように、しかし展示の種類や入館者の動線を考えて
展示会ごとにPHの置き場所を考えていらっしゃるそうです。
また空調機の吹き出しの風が当たるところには、
作品を置かないようにするなど空気の流れにも気を配られておりました。

“ピーエスさんと仕事をしてから、空気の流れについても意識するようになりました。
お陰様で加湿器を使っている冬のシーズンは、55%±5%で安定しています。”と、学芸員さん。

“貴重な作品が乾燥で割れてしまっては大問題なので、加湿は重要です。
ここでは、安定した環境づくりにこだわっており、
ピーエスさんと湿度の話、加湿器の使い方など相談できることはありがたいです。
特に冬はPHのおかげでしっとりしていていい環境なので、この展示室で仕事をしたいくらい、なんですよ。”

美術館にとって、室内環境の質は美術館の信頼に繋がります。
湿度は、無くなってしまっては困る電気ガスと同様にライフラインと考えることもできそうです。
機械任せにするのではなく、このような使い手の方の工夫と気遣いがあり、
さらに環境の質が高まることを実感させて頂いた一日でした。

ピーエスはこれからもお客様の対話を軸とした仕事をして参ります。

湿度温度に関するお悩みはお気軽にお問い合わせください。

 

PS dialogue 2017.3.7

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