冬から春へ向かう室内気候/感情図

 

 

ピーエスさんの「製品を作った先にある、空気をデザインしている」という考え方と、
私の感情図の考え方が共感し合い、プロジェクトが始まりました。

今回は、冬から春にかけてのピーエスジャングル(ピーエスの東京ショールーム)を対象空間として、
そこで感じる空気感の可視化をしています。

寒い季節の中にあるほっこりとしたあたたかさ。
その中では、活動的な空気感がやわらかく、ゆっくりと広がっている様子。
また、代々木公園との繋がりを濃く感じることのできる場所であることを表現しました。

 

【感情図とは】
風景や景観から得られる感情を可視化させた図面。
新しい設計手法として使われるものである。(名前もオリジナル)
ある空間に行ったとき、「ここは気持ちがいいな」などの感情が生まれ、それによってどんな場所であったかを人は記憶していく。
そうであるならば、設計をする際に「ここにはこんな感情が生まれてほしい、こんな空気感を感じでほしい」といったダイレクトな目に見える形での議論があるのではないかと考えた。
そこで、感情を可視化し、人と共有できる新たな設計手法として感情図を考案した。これは現在も実際に設計の現場を学びつつ研究を続けている。

 

【作者プロフィール】
早川伸子東京藝術大学 美術研究科 デザイン専攻 環境・設計研究室 修了
2017年2月、修士設計“感情図”が、ピーエス代表 平山の目に留まる。
同月、ピーエスの室内気候空間を感情図で表現するプロジェクトを開始。
現在も、設計事務所に勤務しながら、感情図の探求を進めている。
nobukohayakawa.jimdo.com

PS dialogue 2018.3

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