都会のワインセラー


東京のまんなか、みち行く人がちょっと気取って歩く街、そこで昔から店を構える老舗の百貨店の地下に、このワインセラーはある。
訪ねる人は驚くかもしれない。なぜって、そこではワインは扉を隔てた別空間に冷やされているのではないのではないからだ。
そこのワインセラーはPS HR-Cを導入したオープン型のもの。
一本ずつワインを納めた頑丈な格子棚が、フロアの突き当りにある壁一面を覆っている。

淡い光に照らされて、栓にきざまれた刻印は鈍く光り、並べられたワインたちは、いくつもの海をこえてやってきた芸術品のよう。
フロア全体にひらかれた開放的なつくりで、好みの一本に出会えるまで、いつまででもでも望むままに吟味できる、そんなワインセラーを実現している。
ワインは常に一定の温度に管理され、そのすばらしい品質は保たれているのだ。

今日の特別な一皿に合わせるワインを、大切な人と共に語らうワインを、選ぶならぜひこんなワインセラーで。

PS dialogue 2013.05

TOPへ