ピーエス  ヒストリー

ピーエスは、1960年10月1日に生まれました。
当時、産業の急成長と高度化によって、工場では新しい環境が必要とされるようになっていました。そこに着目したピーエスは、日本で最初の産業用加湿器を製造販売する企業としてスタートしたのです。

1960年代、スイスの加湿器メーカとの提携が始まります。スイス製加湿器の輸入と自社製品の販売という二本の柱によって、ピーエスの産業用加湿器市場の開拓は進められていきました。 そして1970年代、ピーエスは冬の厳しいヨーロッパから生まれた暖房設備ヒーティングラジエータと出会います。ピーエスはスイスのヒーティングラジエータ専門企業と提携し、「PS HRヒータ」の販売を開始しました。自然に近いあたたかさでぬくもりを作りだすこの暖房こそ日本の冬に必要なものだ、という確信がそこにはあったのです。

1972年の札幌オリンピックでは、会場の暖房は、運営本部から選手村に至るまでPS HRヒータによって行われました。この当時、日本には石油ストーブなどの部分的に暖を取る道具こそ普及していましたが、空間全体を暖める"暖房"という概念はまだありませんでした。そこで、ピーエスは北海道大学と勉強会を重ねることなどを通じて、暖房の重要性を広めていったのです。

1980年代、ピーエスはヨーロッパ生まれのヒーティングラジエータの発想を、夏も厳しい日本の気候に適応するものへと転換し、「除湿型放射冷暖房PS HR-C」を発明しました。それは、夏には冷房と除湿、冬には暖房ができる全く新しい設備であり、モンスーン気候の日本にこれまでにない快適を約束するイノベーションでした。

現在ピーエスは「湿度と温度と室内気候の専門企業」として、産業とくらしの分野で、地域の多様な気候風土に寄り添う快適な室内気候づくりに取り組んでいます。 もっとみなさまと対話したい。そんな思いから、このPSdialogueは生まれました。

 

PS dialogue 2013 

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